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ほそやのハンバーガー
仙台行きは、ちょうど一週間前、急に決まった事だった。

せっかく新幹線に乗って仙台まで、ゆくのならば、
街を見たい、人を見たい…せめて一泊。と企ててみたものの
日が日であったから、ホテルは何処も満室で苦労した。

二十代の終わりから三十代にかけての若い頃、
毎夏行っていた東北へのバイクツーリングの、いつも最終日に
二、三度ほど休んだ事のある繁華街国分町のカプセルに「予約を入れて」泊まる事が出来た。

今よりも、ずっと体力があった頃だけれども
オートバイに跨がって東北中を走りまわった後の体はクタクタで、
財布の軍資金も高速代とガソリン代を残すのみ…というようなシチュエーション。
「今日のうちに東京」と夜を徹して東京に向かうよりも
「明日の暗い時間まで仙台」で体を横にして休息した方が良かろうと
まさに泥のように「眠っただけ」の記憶を持つカプセルホテルだ。
なんだか誰かに自慢したい気持ちになって
当時のバイク仲間に写メを送ってやった。

しかし、そこですらチェックイン時には既に「満室」の札がかかっていたのだから
この日の仙台は本当に人が多かった(のだと思う)
シャワーを浴びた後に近くの居酒屋で晩飯。
テーブル席は満席でカウンターで魚と酒を頼んだ。
寒ブリの刺身、トンブリと長芋の和え物、焼いた蟹、ビール、日本酒4合。

ほろ酔いで歩いていると目に止まったハンバーガー屋。
細長い店内は6人ほどで満席になりそうなカウンタがあり、
カウンタの背にテイクアウトの客や荷物を置くためのベンチがあって
店の奥では14型のブラウン管テレビがニュースを放送している。

とても気になる佇まいだ。
〆はラーメン、と思っていたのを変更し、食べた。

fl1203131.jpg
GXR A12+nokton classic35mm f1.4

最近、朝マックで高カロリー摂取体質な僕には、とても控えめでおっとり優しい昭和な味。

fl1203132.jpg

冷たい雨の中、カプセルに戻る途中の空き地でイベント。
商店街の有志による「キャンドルなんとか」のイベント。
黒いスーツに光るコサージュをつけた近所の店に勤める細眉ホストの兄さんたちが
声を張って「キャンドル、おひとり500円也」と、協力を募っている。
「いかがっすかー!おねがいしまーす」

娘と女房に「おとうさん、もう飲み過ぎてるよ」と嗜められながら
尋常じゃない陽気さで、酔ったお父さんがキャンドルを置いてのち、叫ぶ
「万歳~!とーほぐは元気だって!元気だって!」

泣いた。
なんの涙か判らないまま泣いた。

水分補給のためにカプセルホテルの自動販売機で
氷結生レモン味を2本買った。
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We Can Eat It Out | Comment : 0 | Trackback : 0
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