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こゝろコレクション4-1
fl0808300.jpg

一昨日のテーマ「こゝろコレクション4」の追記です。
新聞連載当時の字詰めに関して。

昨年2007年に江戸東京博物館で開催された
「文豪・夏目漱石ーそのこころとまなざし」展の公式ガイドブックより。

確か展示では「心」連載第一回の東京朝日新聞紙面も
パネルにされていた記憶があるのですが
このガイドブックには「虞美人草」、「三四郎」二作品の紙面が収録されていました。
それぞれ19字詰めです。
(段間に表罫がひかれているものの、ギチギチと窮屈な体裁!)

巻末の年譜を見るとそれぞれの連載スタートが
「虞美人草」1907年、「三四郎」1908年、「こころ」1914年。
この時期、「新聞の活字を読みやすくおおきく…」など
いま程は無かっただろうと勝手に推測すると、
恐らく「心」の体裁も19字詰めであっただろうと思われます。

fl0808301.jpg

しかし19字詰め一倍活字(現在の10級かそこら)で、総ルビの紙面!
いまの目から見るとかなり読むのはかなり、しんどいですね。
1879年大阪朝日新聞創刊時は21字詰めと云うことですから
少しずつ進化していたようですが…。


当時は物資の問題もあったでしょうし
ネットニュースやテレビ、雑誌といった他のソースの無い時代
多少ぎゅうぎゅうに押し込んでも伝えるべきことが多かったのでしょう。
さらに書き言葉の新しい日本語が発明されていった時代、
総ルビというのもまた必然を感じます。


翻って平成の出版界は、美少女写真で付加価値を付けたり
デカ文字にしたり、横文字にしたり、あるいはマンガにしたり
さらに私なんぞは仕事がら、
19字詰めか?21字詰めか?などという
マニアックなところに注目しておるのですが
「猫」から「明暗」まで、ほぼ10年間(!)で、ものにしている
オリジネーターの凄まじい天才ぶりを見ると
大変おめでたい時代に、とぼけたことを考えているなぁ…
と、つくづく感じますです。



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Comment

betty

2008/08/31 09:30 ・・・EDIT

  夏休みもいよいよ最終日を迎えましたね。
ということは、こころ最終章はこちらになるのでしょうか…

時流を捉えた、いい自由研究になりましたね。


 

 

 

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