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とテツもない、テツMOOK

「昭和の鐵道と旅」
本日発売。なのであります。

完全にアウェーなのだな。
奥深きテツの世界。

普段は、ボソボソこいてる編集F井さん(テツ)が
水を得た魚のようにキッパリと主張し
ネットリと拘るのが面白かった。
ダイヤが乱れ各方面に遅延をもたらしたけれども
どうにか発売予定日に書店に並んだのだった。

「無謀だろ」というような
ギュウギュウ詰まったコンテンツを力技でまとめた力作なのだ。
普段のムックに比べてデザイン面でも、いろいろ凝った事をしている。
鉄分少なめの私には「???」な凝り方だ。

しかしコレを自分の好きな物事…
「鐵道」を、例えば仮に「レッド・ツェッペリン」とかに置き換えたら
多少はF井のテツな拘泥を、おおらかに赦せるのではなかろうか?

fl1011300.jpg

表紙
なにしろ大昔の横位置写真。活字で伝える情報量も多いところへF井コメント、
「写真をなるべく大きく」と、あたりまえの事をホザくワケです。
「鐵道ファンは写真が大きいものを好むのです」ってバカヤロ。
鐵道ファンじゃなくても、原幹恵ファンだって、そりゃそーだろ。

しかし、大人な私はココで心静かに翻訳するのだ。
「うむ。バンド結成直後のZEPの4人が揃ったレア写真」と思えば良いのだ。

必然的にこのようなレイアウトになる。

デザインを見せるとF井。
「んーーー……」
なんだか不満顔。

「つばめのヘッドマークを、もっと目立つようにしたいですね」だと。
ジョン・ボーナムのバスドラ、結成当初から輪が三つの絵あったっけ?

fl1011301.jpg

巻頭の松本清張4作に登場する全駅全列車企画。
K境デスクのキモイリ企画のようだ。

私も小学生高学年の頃
カッパブックスなどで大人の真似をし背伸びしながら
読んだ記憶があったりする小説だ。
話の筋は大方忘れてしまっているけれど
確かに当時は鐵道を使ったトリック、はやっていたような記憶はある。
(いまなら飛行機を使えばいいじゃんとと、話が成り立たない話だけど)
「砂の器」「点と線」「ゼロの焦点」少し変化球「遭難」…。
ゲラ刷りを斜め読みすると、よくぞここまで調べたもんだと感心すると同時に
どこか地方の単線に乗って旅したいなぁと旅情をかき立てられる記事だ。

の後の「東京駅発パリ行き」の記事も
なかなかスケールがでかい。スローな気分に浸れて幸せな読み物&写真。

途中挟み込みの小ポスター付録『鐵道院所属線路図(欧亜連絡鐵道線路略図付)』
四隅に蝶のイラストがあしらってあったりするアールヌーボー全開なデザインがハマる
私のような非鉄系にも理解できる第一付録。

ファーストアルバムのプロモーションポスターと考えれば納得できるな。

fl1011302.jpg

戦前から戦後、週刊朝日や朝日グラフなどから
鐵道関係の記事をピックアップして読ませるコーナーが続く。
本文書体に秀英明朝を使って、これほど歓迎されたのは初めての経験だった。

例えて考えれば「ミュージックなんとか」に掲載された
当時のジミーペイジインタビューを採録したようなものか。

第2付録の廃線カレンダー。
ジョンボーナムの命日が記してある的なものと超訳すれば
納得できるが、私にはピンとこないマニアックなカレンダーかも。

fl1011303.jpg

実はコレ、当初には別冊にしようかB5判の綴じ込みにしようかなど
紆余曲折あったもので、戦前の科学朝日、鐵道特集号を、まんま反射原稿として
紙の質感なども考えて復元したものなのだ。
流通の事情、製本の事情等々あり、結局B5をA4に拡大して形になった。

裏話的には結果オーライだったな。
古い活版印刷は活字も小さいし印刷もボソボソで読みにくい。
拡大しても、かなり気合いを入れないと読みにくい。

初来日コンサート時のプログラムに記された
ロバート・プラントのインタビューを虫眼鏡で読む(読んだ事ないけど)
気持ち的にはそんな感じ。

fl1011304.jpg

第4付録。
食堂車の「ご案内カード」なのだ。
「カード」というよりは「ただいま食堂車に空席があってご利用できますよ」
という寝台の部屋に挟み込むチラシのようなもので
私にはこの付録の存在がとりわけ理解できない品物なのだ。

まぁ、武道館公演のチケットを再現したと考えれば良いのかもしれないけれど
それならばパリ行きの切符を再現したら良かろうに
なんだこの「只今食堂が空きました」って。。。

こいつもしかし往事の紙の質感や蛇腹に挟み込む工夫を
凸版のイトーちゃんにお願いして仕上がった付録である。
鉄分多めのO木編集長は、どうやらコレに最も萌えるらしい。
私には到底理解不能な世界である。

なにはともあれ、F井記者のバカに拘ったこの本は
色々と凝った仕掛けもしたから定価は「幸福弁当+ワンカップ」くらいになってしまったものの
お好きな方には、かなりお値打ち!ギッシリ詰まった一冊であります。

あー!イソフラボンだった。
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Get Book | Comment : 2 | Trackback : 0
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Comment

toyomanemon

2010/12/01 00:45 ・・・EDIT

  いやはや、お疲れさまですた、
としか言いよーがないですな。
ご苦労、偲ばれます。

garamond

2010/12/01 11:20 ・・・EDIT

  toyomanemonさん>

ぷはー。
現在、息継ぎ中です(笑


 

 

 

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