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100年前の写真
fl1004295.jpg
GXR

何時のスペーシアで帰るかよりも、まず腹ごなしだと
ランチを終えた後も、館内を再び歩いていると
つい朝方、感動的な別れを果たしたペンタックスマンや山崎先生、
前日ニッカボッカスタイルで道案内をしてくれた金谷の人々に
再び鉢合わせになり、お互い少々照れる。

その中の一人、前日の写真講座でポラロイドSX70を首に提げ、
ただ者ではない風情で悠然と撮影されていて
最後まで自己紹介の無いまま姿を消した謎の人物とも再会。

「やぁドーモ昨日は。」と挨拶するのだが
名前も素性もまったく判らない。
話を聞くと、その方、東京でカメラマンをしている方で、
時々、当地に籠り開業当時からの古いホテル所蔵写真を
現代に蘇らせる作業を請け負っておられるのだという。

古いも何も!開業130年のホテルの「創業当時」だ。
原盤は全てガラス板のネガで、それをスキャンして
ノイズをとり調子を整えプリントアウトをする作業に明け暮れているのだという。

「丁度まとまった写真を展示しているから」
おいでと言うので見学させていただく。

鳥肌が立ちました。

明治の写真です。坂の上の雲の時代ですぜ。
開業した金谷の主が、余程のあたらし物好きの趣味人だったようで
大量のしかも当時最新のカメラで撮影された大判写真が
往事の様子をクッキリと収め展示してある。
鳥肌が立ちました。

開業時は外交官など、外国人専用のホテルだったという事で
その写真の殆どは避暑に訪れた白人の家族や
冬場にスケート場で遊ぶ少年少女のスナップだ。
時々、金谷当主やその家族、あるいはホテル従業員の働く姿などもある。
鳥肌が立ちました。

おろしたてのスケート靴を身につけ
はにかみながら微笑む栗毛の少女も
存命ならば138歳。

近隣出身の、おそらく三男坊あたりが
職を得て、西洋料理見習いとして厨房に立つ姿
存命ならば148歳。

写真というやつは恐ろしい。
写真というやつは愛おしい。

鳥肌が立ちます。

老舗ホテルのアンチークな調度品なぞを
ふわっと、カワイク撮れればいいなぁ♩なーんて
参加した今回の金谷大学写真講座でしたが
結局おっさん目線では、女子カメラにならず
てゆか、女子カメラとは何だよ、って話ですが

ガラス板から浮き出てきた
100年以上前の人々の眼差しと目が合って
本当に鳥肌が立ったのです。

どんなにへたぴーでもなんでも
フィルムでもデジタルでも
自分のためでも子孫のためでも
記念のためでもゲージュツのためでも
写真というのは、撮っておくものだなー。
ちなみに。

金谷家家族写真を前にしたときのポラロイド氏の解説。

創業者金谷の長男が当ホテルを継ぎ
彼は創業者以上に写真など趣味の広い人だったのだそうだ
次男もなかなかの人物だったそうで彼は
箱根の富士屋ホテルに養子に入ったのだという。

なるほどー。

一度は泊まりたい、駅伝の彼処も
そういう明治のDNAが受け継がれていたということか…。
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LOVELY RICOH | Comment : 2 | Trackback : 0
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Comment

NOBU

2010/04/29 16:44 ・・・EDIT

   garamonさん、こんにちは。

 金谷ホテル…懐かしいです。
 4年ほど前に泊まりました。

 秘蔵写真はたくさんあるでしょうね…。
 きちんと修復すれば往時の雰囲気がリアルによみがえってくるでしょう。

 ホテルの裏にスケートリンクがありました。
 営業しているシーズンではありませんでしたが、どこか懐かしい雰囲気があって好きな場所でした。

garamond

2010/04/29 21:15 ・・・EDIT

  NOBUさん>

やはり、お泊まりになったのですね。
写真は本当に膨大にあるようです。
高原の気候ですし、恐らく保存状態も良いのでしょう。

まさに、そのスケートリンクの脇の施設で
展示されてました。

夏の日光金谷、狙ってるんです(笑


 

 

 

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