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渋滞
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たまたま私は東京の下町で生まれ育ち、
実家には自家用車も無かったのと
両親も、母が東京生まれで父も近県の埼玉は熊谷の出だったために
帰省の車で大渋滞という経験を持つことが無く育った。
子供の時分、クラスの中には「家族と車でトーメーコーソクを通って来た」と
二学期の頭に話す者もいて、ちょうど高度成長期の最中
マイカー時代到来で、いま以上に交通渋滞などはニュースだったのだろう。
私はと云えば甲子園中継のあいま、短い時間に
「ツブラノトンネルフキンを先頭におよそ○○キロの渋滞」
など耳にし当の運転して居られた方々には甚だ不謹慎ながら
憧れというと少し言葉が違うけれども、ある種の羨ましさを感じていたものである。
なにか大勢が参加している大事な行事に取り残されている。
そんな焦燥をずっと抱いていたのだ。
それは「帰省する故郷が無い」ということの表出なのだろうけれど。

後になって車を自身で操る歳になり、大渋滞を経験したときには
それはそれで大変な苦痛で忍耐を必要とすることであったけれども、
耳が呪文のように覚えていたツブラノトンネルとは都夫良野と書くのか、
などと、些末なことにいちいち感激した。
ようやくキセイラッシュに参加できたのが嬉しかったのだ。

最近では渋滞情報などの周知も行われ
休みを分散して取れる会社も増え、
以前のように80キロだ90キロだという
絶望的な渋滞の知らせはあまり聞こえてこなくなった気もする。
更に今年は燃料高で自動車での移動を選択から外した人も多いのか
昨日、焼津を昼過ぎに出て渋滞したのは実質せいぜい10キロ程度、
それも故障車発生による軽度のものだったので比較的スムーズに帰宅できた。
この時期だから、もう少しのろのろ運転が長くなると覚悟していたのだ。

東京者のいささか傲慢な思いから翻って考えるに
「こころのゆたかさ」云々と云われて久しい今日、
多少はこの国「ゆたか」になったのか?
長いデフレ時代から一息、一転、燃料費や食品の高騰を受けて
我々は少しゆっくりと進むようになったのか?
東京に家を持った勤め人から生まれた子供の更にその子供たちは
夏空のサービスエリアで蝉取りをしている。
後部座席でおとなしくしていた愛犬たちは
そこに設置されたドッグランで水飲みをしている。
仮令このサービスエリアを出てまたすぐに渋滞に嵌っても
子供達は持参のDSで遊び、親達は携帯メールを打ったり、
ワンセグテレビで水泳選手らの試合結果を知り
いくらでも時間を消費するすべをもっているのだ。

…と、そういう私は写真撮ったり。アブネェよ、もー。
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