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こゝろコレクション2
♪ぽーにょ、ぽにょぽにょ、崖の下~、
わたしのおうちはスイッツランドよ~
きれいな湖水のほとりなのよ~
ヤーホー♪ホーートランランラン、…ヌーブラ・ヤホッホー♪
…耳から離れないポニョがいつも途中であらぬところへ行ってしまうのだ。

さて、こころの解明を続けましょ。

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↑まずは文春文庫版。
手堅い印象のカバー。(ちょっぴ表題の文字、詰まり過ぎなような…。)
版権の切れたナツメ作品ゆえ奮発して「坊ちゃん」とのカップリングで437円+税!
小学生のボクも二冊分でこの値段ならトッテモお値打ちです。
しかも巻末55ページにおよぶ江藤淳の評論と吉田精一の年譜付き。
感想文作りにも威力を発揮しそう!
良心的な作りです。

ヤッホッホー♪

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↑続くちくま文庫。
こちらは文庫版個人全集中の第8巻にあたり
「道草」とのカップリングで、900円+税。
カバーは全集通しての統一感を優先してか質素で朴訥ややジミな印象。
ページをめくると、最近の本から比べると活字が小さくて
老眼には厳しい「修行読書」を強いられそうです。

文春版に比べてしまうとー、ですが
オマケの要素も弱くて900円という値段は、ど~だろ?という印象。
しっかーし、筑摩書店は、プルーストの全巻を文庫で出していたりと
本格ブンゲーな、日和らない骨太さを感じます。

ヤホヤホ♪

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↑角川版。324円+税。
松山ケンイチが帯で「悩め。」と言っている。
「10代のうちに読んでおきたいこの1冊」と書いてある。
スイマセン。10代は図書館でぽにょぽにょしておりました~。
唯一「こゝろ」と表記されているところに、ここのこだわりを感じる。

巻末30ページ弱の解説&年譜が付き、その文中に
 新聞連載時は「心」だった表題が
 単行本出版時、背表紙と柱に「こゝろ」と印刷されていたこと、
 音にこだわった漱石が確実に「こゝろ」と読ませるための心配りではないか
云々が中村明氏の解説に記されていた。

活字は比較的、懐が大きい字体で
ポイントも大きめではあるけれども
ウェイトが細めで全体に誌面が白っぽい、青春~~な印象。
軽やかな誌面。

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↑これは本ではなくて、昨年夏目漱石展で購入した布製のブックカバー。
大変しっかりした作り、しかもカワイイ。
事務所の若いスタッフ数人が、このカバー欲しさに
江戸東京博物館に行ったようだ。

なんでも「こゝろ」は著者自身がアートディレクションをした1冊で
箱から表紙、見返し、奥付から検印にいたるまで
悉くこだわった装丁なのだとか…
いやーん、デザイナーから仕事、取り上げないでよ先生。

確かに背表紙に「こゝろ」表一には「心」と表記されている。

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↑岩波文庫版。460円+税。
装丁にこだわった初版の「こゝろ」は創業間もない岩波書店から出版されていて、
版元の岩波茂雄は一高で漱石の教え子だったんだと。
出版の費用の一切を漱石が負担する代わりに
「俺に遊ばせろい!」ちゅーことなんでしょうな。

流石、本家版元(笑)だけに朱色地に鶯色で抜かれた石鼓文を
堂々とカバーに使ってます。上製本の全集もこのデザインでしたな。
こういう年月を経て生き残った意匠は強烈ですね。

活字が小さめなのは、ちくま文庫とどっこいどっこいです。
岩波40字18行、ちくま41字18行。
しかし使用紙が岩波はクリーム系、ちくまピンク系で、
若干、コントラストの高い岩波が私には読みやすいか…な?

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↑ワイド版岩波文庫の「こころ」
四六版並製、文庫サイズよりひとまわり大きい。的な。
ほうほう、そういえば大型書店の文芸コーナーに、こういう地味なヤツ居たなぁ。的な。
1200円+税か~。ちょっと高いけど老眼進行中の目には優しいかな…。的な。

ワイド版「こころ」は2002年2月第1刷発行…。
この頃より「こころの地殻変動」は始まっていたのかもしれませぬ。

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↑集英社版「こころ」07、08です。305円+税。
蒼井優の限定カバー。(友情も銀河鉄道も買っておけば良かったな~)
作夏、書店で「ふふん。いやらしいことしとるのぅ」位に思っていたのですが
いやらしいことは大好きな私なので買っておいたのです。
「美少女萌えと明治文学、イイんじゃない~。」ってね。

それがデスよ、今年はデスよ、装い新たに「デス」デスよ!
昨年ナツイチで売り上げ好調だった「人間失格」のコンセプトを広げ
デスブック大作戦を仕掛けて来たんデス!

我が社の韓国人スタッフの四振さんも、
この小畑健カバーで太宰を読んだらしいし
このカバーで、マンガ層や、ライトノベル層も一気に獲得デスか!?

(でもでも、小畑健カバーの「デス伊豆の踊り子」。ありぁ、、ちょっとなぁ、、、)

さりながらナツイチの「美少女&デスカバー路線」は
新たなる夏の文庫商戦の可能性をディスカバーしたとデス。

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↑新潮版07、08。

ハぁ、ハぁ、長々書いて熱が出て来た。水くれ。

…ってなわけで、夏のキャンペーンの先駆者、新潮文庫デス。
あの黄色い帯を書店で見かけると

「あぁ、今年も又なつがやってきたんだねぇ、おまいさん」

と感じる方も少なくないと思いますが、
そんな新潮の新潮流が、
この「白いこころ」なのではないでしょうか!
確実に「デスこころ」「デス人間失格」を意識し、
そう来るならこう行く的な、
ライバル心むき出しの「白いこころ」!!!

我が社のノンアルコールなカフェ男子や
天然生活のロハス女子たちから
偏愛されそうな、品の良いたたずまいです。

しかし私的にはこの「白いこころ」には、また別の感触を持ちます。
例えて言えば「サージェント…」の後にリリースされた
「ホワイトアルバム」のような静謐さでしょうか。
活字の全く無い本を「マイブック」と名付け、
毎年出版し続けている出版社ですから。
「ホワイトアルバム」的な感性。どうでしょう。
真っ白な紙に小さく「YES」と書かれた
オノヨーコのアートのようなユーモア。どうなんでしょう。
あぁ「ホワイトこころ」!

同時発売で「人間失格」「銀河鉄道の夜」「絵のない絵本」の計4冊。
それぞれにマゼンタ、ウルトラマリン、イエローの無地のカバー。
ラインナップもナツイチと、かぶりまくりデスぞ。

これこそ正にディフェンディングチャンピオン新潮文庫の最終回答なのか~~!?

って、まぁ、
yomyomのADの
大貫卓也さんの
仕事なんですけど…。

水くれ。

こころモンダイ、さらに続くデス。
♪ぽーにょぽにょぽにょ、ヌーブラヤホッホ。
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Get Book | Comment : 2 | Trackback : 0
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Comment

betty

2008/08/02 21:30 ・・・EDIT

  一つ前の記事に1とついていたからには2もあるのかな、こゝろコレクション…とは思っていたんです。
読み手にも中々へヴィかつマニアック知識をも要求する内容ですね!
あ、途中で水飲み行きました。

ピリ辛

2008/08/03 19:24 ・・・EDIT

  うわぁ冗談でもやめて下さいよ本当に!
お客さんが誤解するじゃないですかーーーーー
あれは本屋でみるだけで十分息苦しいです…
ジョヨンシンは普通の新潮文庫で読みましたよ…


 

 

 

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